京都の新鋭"F.P"にインタビューを実施!

F.P photo by 秋和杏佳

F.P photo by 秋和杏佳

今回は、インタビュー企画第2弾!

京都の新鋭メロディックハードコアバンド"F.P"にインタビューを敢行致しました。

2017年の6月から活動を休止していた彼らですが、今年活動の再開を発表しました。

そんな"F.P"の成り立ちから、今後の展望まであらゆる切り口で彼らを紐解いていきます。

ぜひご覧ください!

youtu.be

 

F.P: https://twitter.com/FP_Kyoto

インタビュアー:りーち

 

 


 

  

ー初めまして、この度はインタビュー受けていただきありがとうございます。

早速ですが、”F.P”のメンバーの紹介、結成の経緯から教えてください。

 

ジュンタロウ: わざわざ僕らなんかにインタビューして頂いてありがとうございます!

改めて、京都Melodic Hardcore、"F.P"のボーカルのジュンタロウといいます。

結成に関しては、コワダが俺とヒゴジュンの高校の軽音部の先輩(今はゴミみたいに扱ってますが、当時はユウマくんって呼んでました)で、2012年ぐらいのサマソニでお互いの顔を見たらしいんですよね。それで、そういうの好きならバンドしよう!ってなったみたいで、ヒゴジュンが俺を誘ってくれて。タイシはネットのメン募掲示板でいいのが引っかかってくれた感じです。笑

 

タイシ:Gtの太子です。作曲してます。

 

ヒゴジュン:ギターを弾いておりますヒゴジュン5月30日生まれ、ふたご座です。

 

コワダ: ドラムの古和田 佑馬です。ヒゴちゃんを誘ったのは同い年の軽音部や周りの友達に全然ラウド系を好き人がいなくてバンド組みたいって思いながら学生生活を送ってる時に、サマソニ"coldrain"観に行った時に、見たお客さんが高校の軽音部の後輩のヒゴちゃんでした。

最初はヒゴちゃんもジュンタロウも僕の事を「ユウマ君」って呼んだり敬語で話してたので僕が「言いたいこと言いやすいように敬語無しにしよ!」って言いました。今では二人とも「毛玉」「毛」としか言わないので僕は判断を誤ったのかもしれません笑

 

 

ー2017年の6月24日より活動を休止しており今年2018年の10月20日に復活企画とのことで待ちきれない音楽ファンの方々が多いと思います。この休止期間は"F.P"にとってどんな期間だったのでしょうか?

差支えなければ教えてください。

 

ジュンタロウ:そうですね、正直誰よりも僕が待ち望んでると思います(笑) 早くメンツ発表したくてウズウズしてます!

それぞれのメンバーの生活環境が大きく変化したことと、物理的に僕とヒゴジュンが海外に行ってたこともあって1年以上も活動を止めたんですけど、基本的に力を溜め込む期間だったと思いますね。曲作りだったり、リリックを書いたりだとか。ただ、想像以上にキツかったですね(笑) いかに自分が(多分メンバーもみんなそうだと思うんですけど)バンドが好きで、ライブが好きで、コンスタントにライブできてる状態が幸せかっていうことを再確認させられました。

なんで、10月20日は復活初日って訳ではないですけど、各メンバーが色々溜まりに溜まったものを出し切ると思うんで、濃っゆ~~いライブになるんじゃないかな、と(笑)

 

タイシ:脱退とかでいきなり活動休止になったわけではなく、メンバーの海外留学や国家試験に向けての地方での実習期間が重なる事もあり、かなり早い段階から皆で話合って、この期間は活休しようと決めていたので特に深く考える事はありませんでした。

 

ヒゴジュン:活動休止中、実は僕もワーキングホリデーで海外にいるのですが個人的にこの期間は色んなことをリフレッシュできたのでとても良かったです。

 

コワダ:実習と国家試験に苦しんでました。

 

 

ー"F.P"の皆さんと言えばイギリスの"Black Coast"を日本に呼んだり、"GIDEON"や"War Of Age"などの海外アーティストとの絡みが多いイメージがあるのですが、何か独自のコネクションをお持ちなのでしょうか。

 

タイシ:純太朗様様です。

 

コワダ:全部純太朗がしてくれてます。僕は中学生レベルの英語もできません。

 

ジュンタロウ:外タレの招聘は完全に僕の趣味ですね(笑)

Bloodaxeをされてる"Loyal To The Grave"コバさんや、Pump Up The Volumeをされてる"Endzweck"宇宙さんなどの外タレ招聘されてる方々に感化されて、漠然と「好きな外タレ見たかったら自分で呼んだらいいんちゃうん?」

と思って、UKの"High Hopes"を呼んだのが始まりですね。"Black Coast"はその繋がりで呼ばせてもらってて。また冬過ぎぐらいに、あるバンド招聘する予定なので楽しみにしててほしいです!

 

外タレとの繋がりに関しては、対バンする機会がある時にガンガン絡みに行って、仲良くなったりしてるだけですね。ありがたいことに、強く影響を受けてるバンドと一緒にさせてもらう機会が多くあって、やっぱりそういう時は色々話を聞きたいんでしつこいぐらい絡んでコミュニケーションを取るようにしてます。

"Counterparts"でオーストラリアでfeatできたのも、それの賜物かなと思います!

 

ー"Counterparts"とオーストラリアでfeatしたんですか?勉強不足で申し訳ないのですが、当時の状況教えてもらえませんか。

 

ジュンタロウ: 2107年に彼らが来日してた時に2度対バンしてて、特にギターのBlakeとは仲良くなってて、たまに連絡してくれたりしてまして。で、僕の留学に行ってたオーストラリアにジャパンツアーの直後に"Stray From The Path"と来るってなったんで、「行かんわけない!」と思って行ったんですよね。そしたら、会場入ってすぐBlakeに会えて話をしてたら「ほんで、今日何歌いたい?」って言われて、自分でも一瞬意味がわかりませんでした (笑)で、ジャパンツアーでもやってた、昔の曲の「John fcking Locke」の一部を歌わせてくれることになってfeatさせてもらった感じです。

オーディエンスも、自分史上最多で、しかも死ぬほど影響受けてるバンドでfeatってことで、口の中カラカラになるぐらい緊張しましたけど、無事切り抜けました。笑

 

ー色々な意味ですごすぎますね。

 

ー"F.P"の楽曲といえば疾走感のある中に叙情系の泣き所があり、"Vacant Home"や"Sleep Talk"などの近年のオージハードコアの雰囲気を個人的には感じるのですが、ルーツになったバンド、また楽曲作成時に意識していることはなんですか。

 

ジュンタロウ:実際あの辺りから受けた影響ってあんまりなくて、系統が似てるのはルーツが似通ってるからなのかな、とは思いますね。

今の方向性になった1番大きな要因としては、アメリカの"To The Wind"というバンドの「Trapped」という曲をたまたま見つけて、メンバーに共有して、他の曲も辿って行った時に、「こんな感じでやりたいな」っていう風に思って、よく言われる"The Ghost Inside" "Hundredth""Counterparts"辺りの影響を消化して、ニュースクールHC感もある、疾走感のある叙情っていうサウンドが出来上がったんじゃないかなと思ってます!

リリックや歌い回しもかなり"To The Wind"に影響を受けてますね。

曲作りに関して、特に意識してることとかはなくて、カッコいいものはカッコいいし、ダサいものはダサい、っていう考えだけでやってます(笑)

 

タイシ"No Bragging Rights"が大好きなので作曲面でもかなり影響は受けてます。

他は"The Ghost Inside""Altars""Elephantis""Empty Handed"、etc~かな。

HC以外で最近は

"あいみょん""ハハノシキュウ""日食なつこ""泉まくら""吉田凛音""印象派""Bish"とか仕事しながら聴いてます。あとは"エビ中""でんぱ組.inc"聴き腐ってるくらいかな。

作曲で最近意識していることは6弦解放(最低音)をどう使うかを考えて作曲しています。

曲の初っぱなにいきなり1番低い音出すのってなんか勿体無いなー思って。

曲の中盤にさりげなく使ったり、展開変わって、ここぞって所で使うようにしています。

もちろん解放弦で刻みまくるのも大好きです。

あとはギターのクリーントーンはいらんなー思ってます。なんかしんみりしますやん。

別に聴いた人を感動させたいとか心に響く物を~とか一切ないので、そういうのは他のカッコいいバンドさんに任せます。

あくまで自分の怒と哀と鬱憤を吐き出す為にしか曲を作ってません。

 

ヒゴジュン:ルーツと言えるバンドはあまりないですが、"Saosin"とか"To The Wind"とかをよく聞いてました。他のジャンルでも空気感的に寒~い雰囲気の、ハッピー過ぎない音楽が僕の好みみたいです。曲はギターのたいしくんが持ってきてくれるんですが、僕は疾走パートが狂ったように好きなので度々チェックしています

 

 

ー僕も"F.P"のみなさんのライブを拝見したことがありますが、かなりパワフルなステージングをされる印象を受けました。

何かステージングで意識をしていることなどあれば教えてください。

 

ジュンタロウ:ステージングはステージ上を縦横無尽に動き回るタイプのボーカリストが好きで、好きなバンドのボーカリスト(今の感じに変わる前の"Hundredth"Chadwickだったり、"Counterparts"Brendenなど)も大体そうで、自然と自分の今のスタイルが確立されたと思います。

 

タイシ:ボーカルさえ目立てば良いと思ってるんで特にないです。ここで皆の動き揃えようぜ!的な話もしたことないと思います。各々好きにやればいいかと!

 

ヒゴジュン:衝動的な動きが好きなのでそうできるように意識はしていますが、時々ライブ中に謎の冷静タイムがやって来るのでその時間が勝負どころです。

 

コワダ:ただがむしゃらに叩いています。

 

 

ー今後の”F.P”としての展望、野望を教えてください。

 

ジュンタロウ:メンバーも社会人率が高くなって、あまり精力的な活動はし辛いと思うんですが、限られたライブに全身全霊を注いで、着実に一歩ずつ深化していけたらいいなと思ってます!

あとは話もらってたりする海外ツアーは勿論、野外ライブとかめちゃめちゃしたいです(笑)

 

タイシ19年にシングル、20年に15曲くらい入ったフルアルバムを出せたら良いなーって感じで1人コツコツ製作中です。あとは新しいベースも決まったんでもう活動休止することなくこのメンバーで細~く長~く活動出来たら良いなー。

 

 

ヒゴジュン:外タレと同じになる度に海外をツアーで回ってみたいと思っています。大変そうですけど凄い楽しそうなので。

 

コワダメンバーに捨てられないように頑張ります。

 

 

ー最後に"F.P"のみなさんからこのインタビューを読んでいる皆さんにメッセージをお願いします。

 

ジュンタロウ:ダラダラ色々説明しちゃったので一言だけ。

ステージダイッ!!!!!

 

タイシ:ありがとうございました🤲

 

ヒゴジュン:再始動して良いスタートを切りたいと思っておりますので頑張ります!

 

コワダ:一緒に楽しんでいきましょう!

ー"F.P"の皆さんありがとうございました!

 


 

みなさん、いかがでしたでしょうか?

彼らの圧倒的な期待値、ポテンシャルの高さが伝わったかと思います。

"F.P"の音源やマーチは下記からチェックできます。

http://fpkyoto.thebase.in/

また、インタビュー内にあった"F.P"の企画はこちら。

WEATHERED

WEATHERED

また、その他情報も公式SNSより発信されています。

Twitter:  F.P (@FP_Kyoto) | Twitter

instagram:  F.P official (@fpkyotohc) • Instagram photos and videos

皆さんぜひ、現場で"F.P"を感じに行きましょう!

そして、今後とも"F.P"をマストチェックで行きましょう。

 

りーちでした。